最近、iPhoneを2年以上使う人が減っているみたいです。なんと、2024年の第4四半期には、36%の人が2年以内に買い替えていたとか。

理由はシンプル。キャリアの下取りプランや分割払いが手軽だから。特にアメリカでは「新しいのが出たら、はい次！」なムードが広がっているそうです。

でも、これってAppleの狙い通り？iPhoneは長持ちするはずなのに、なぜみんなこんなに早く買い替えるのか…。この流れ、今後どうなるのでしょう？

iPhone、気づけば2年で買い替えが当たり前に？

「そろそろ新しいiPhoneにしようかな…」そんな風に思うタイミング、昔は3〜4年くらいが一般的でした。でも最近、2年以内に買い替える人が急増しているそうです。

アメリカの調査によると、2024年の第4四半期にiPhoneを購入した人のうち、36%が2年以内に前の機種を手放していました。1年前は31%だったので、じわじわと買い替えサイクルが短くなっています。

なぜこんなに早く乗り換える人が増えたのか。最大の理由は、「長く使えるからこそ、高く売れる」こと。iPhoneは性能が良く、数年経ってもそれなりの価格で買い取ってもらえます。そのため、下取りを活用して「ちょっとお金を足せば新しいのが買えるじゃん！」という流れになりやすいのです。

また、スマホの進化スピードも関係しています。2年も経つとカメラやバッテリー性能が大きく向上し、「そろそろ変え時かも？」と感じる人が増えます。特に最近のiPhoneはAI機能の搭載が話題になっており、「次のモデルではもっとスゴイことができるかも！」という期待感も後押ししているようです。

ただし、すべてのユーザーが早く買い替えているわけではありません。「まだまだ使えるし…」「新しいiPhone高いし…」と、じっくり待つ派も健在。とはいえ、2年ごとに新しいiPhoneを手にするのが、今のスタンダードになりつつあるのかもしれません。

お得な下取り＆分割払いが後押し

新しいiPhoneが欲しい！でも、お財布事情が心配…。そんな悩みを解決してくれるのが、キャリアの下取りプログラムや分割払いの仕組みです。

特にアメリカでは、通信キャリアが「今のiPhoneを下取りに出せば、新機種がめちゃくちゃお得！」というキャンペーンを頻繁に行っています。例えば、古いiPhoneを渡せば、新しいiPhoneが実質無料になったり、月々の支払いがかなり安くなったりするケースも。これなら「買い替えちゃおうかな」という気持ちになりますよね。

また、最近は「iPhoneアップグレードプログラム」のような仕組みも人気です。これは、最新のiPhoneを毎月一定額で利用し、1年経ったら次のモデルに乗り換えられるというもの。「買う」というより「借りる」感覚に近く、常に最新のiPhoneを使いたい人にはピッタリです。

分割払いの選択肢も豊富になっています。以前は2年払いが一般的でしたが、今は3〜4年払いも増え、「月々の支払いが安くなるなら、ちょっと高いiPhoneもいけるかも…？」という心理が働きやすくなりました。

こうした仕組みのおかげで、iPhoneを最新の状態に保ちやすくなり、気軽に買い替える人が増えています。「高いから無理！」と思っていた人も、実は手が届くようになっているのかもしれませんね。

Appleの戦略は成功？次の一手は

Appleとしては、できるだけ多くの人に新しいiPhoneを買ってほしいわけですが、その戦略は今のところうまくいっているようです。

特に最近のiPhoneは、カメラ性能やバッテリー持ちの向上に加え、AI機能の強化が注目ポイント。「これがないと困る！」という決定打ではないものの、「そろそろ新しいのにしようかな…」という気持ちを刺激するには十分な要素です。

ただし、Appleにとっては悩ましい問題もあります。それは、「iPhoneが長持ちしすぎる」こと。性能がいいからこそ、3〜4年使い続ける人も多く、「別に今のままで困らない」と思われると、買い替えのペースが落ちてしまいます。

そこでAppleが力を入れているのが、より魅力的なアップグレードプログラムや下取りキャンペーン。加えて、新機能の魅力をしっかり伝えるマーケティングにも注力しています。例えば、「この機能があれば、もっと便利！」と感じさせる動画広告やイベントを増やし、ユーザーの購買意欲を高める工夫をしています。

今後、Appleがどんな仕掛けを打ち出すのかも気になるところ。iPhoneのデザインや機能が大きく変わるタイミングがくれば、「これは買い替えなきゃ！」というムードが一気に加速するかもしれませんね。

Source：Gizchina.com