スマホがタブレットに変身する時代が、いよいよ現実に!?

サムスンが開発中の「Galaxy G Fold(仮)」は、なんと3つ折り構造で広げると10インチ級の大画面に。折り方も「G字型」と独特で、従来の折りたたみスマホよりもディスプレイの傷つきにくさを重視しているみたい。

ただし、その分ちょっと分厚くなる可能性も…。しかも初回生産は30万台以下とのウワサだから、手に入れるのはかなり難しいかも!?

どんなスマホ?3つ折りで10インチに広がる未来

サムスンが開発中の「Galaxy G Fold(仮)」は、スマホとタブレットの境界線をなくす画期的なデバイスです。通常は6.49インチのスマホサイズですが、広げると約10インチのタブレットに大変身。折りたたみスマホは増えてきましたが、3つ折りというのは珍しく、新しい使い方が期待されます。

この3つ折り構造は「G字型」に折れるのがポイント。従来の折りたたみスマホは「Z字型」に畳むタイプが多く、一部のディスプレイが常に外側に露出してしまう弱点がありました。でも、G字型ならメインディスプレイをしっかり内側に守れるので、傷や汚れを気にせず持ち運べます。これならポケットの中でカギやコインとケンカする心配も減りそうです。

ただ、ディスプレイが増えたぶん構造も複雑になるため、耐久性は気になるところ。ヒンジ部分の強度や折りたたみ回数の限界も、ユーザーとしてはチェックしておきたいですね。とはいえ、大画面を持ち歩けるというのは魅力的。映画やゲーム、仕事の資料チェックなど、スマホとタブレットを使い分けていた人にはぴったりの一台になりそうです。

発売時期は2025年の第3四半期と予想されており、「Galaxy Z Fold 7」や「Z Flip 7」と並んで発表される可能性が高いとか。スマホの未来を一足先に体験したい人は、今から情報を追いかけておくといいかもしれませんね。

折りたたみ方式の違いで何が変わる?耐久性と厚みのトレードオフ

「Galaxy G Fold(仮)」の最大の特徴は、G字型の3つ折りデザインです。これによってディスプレイが内側に収納され、折りたたみスマホの大敵である「画面の傷つきやすさ」を大幅に軽減しています。これはありがたい!従来の折りたたみスマホは画面が外側に露出しているものが多く、うっかりカバンの中でゴリゴリ傷がつくこともありましたからね。

ただし、G字型にはデメリットもあります。まず、ヒンジが2つになることで構造が複雑になり、そのぶん本体が分厚くなる可能性が高いです。サムスンとしては薄型化にも力を入れているとは思いますが、一般的なスマホよりはかさばるのは避けられなさそう。ポケットに入れたときに「え、なんか分厚くない?」と違和感を感じるかもしれません。

もうひとつ気になるのは価格です。折りたたみスマホは通常のスマホよりも高価ですが、3つ折りとなるとさらにコストがかかることは明白。内部のディスプレイを2つ使うことになるため、製造コストも上がり、価格はかなり強気な設定になる可能性が高いです。

とはいえ、技術の進化とともに折りたたみスマホはどんどん改良されています。初代の折りたたみスマホが出たときは「耐久性が不安…」という声も多かったですが、今では当たり前のように市場に並んでいますよね。3つ折りのデザインも、今後のスマホ業界の新しいスタンダードになるかもしれません。

限定30万台!?レアアイテムになる可能性大

この「Galaxy G Fold(仮)」、なんと初回生産台数は30万台未満になると言われています。スマホ市場全体から見ればかなり少ない数字で、つまり「めちゃくちゃレア」な存在になる可能性が高いです。

サムスンはこの3つ折りスマホに全力を注ぐというより、「まずは市場の反応を見てみよう」というスタンスのようです。だからこそ、あえて大量生産せず、限定的な販売にとどめる方針なのかもしれません。でも、こういうレアなガジェットって、発売直後に転売ヤーのターゲットになりがちなんですよね…。欲しい人は発売情報をしっかりチェックして、すぐに予約できるよう準備しておくのが吉です。

また、現時点では販売地域の詳細も不明。サムスンが世界市場に投入するのか、それとも一部の国限定での販売になるのかはまだわかりません。ただ、中国メーカーの折りたたみスマホは中国国内向けが多いのに対し、サムスンはグローバル展開することが多いので、北米やヨーロッパ、日本でも手に入る可能性は高いでしょう。

となると、問題は価格と入手難易度。もし日本での販売が決まったとしても、価格が高すぎると手が出しにくいですよね。最近の折りたたみスマホは20万円を超えるモデルも珍しくないので、3つ折りともなればさらに上の価格帯になるかもしれません。スマホにそこまでお金をかけられるか…という葛藤に悩まされる人も多そうです。

それでも、「新しいものが大好き!」というガジェット好きにとっては見逃せない一台になりそう。発売されたら即売り切れ…なんてこともあり得るので、気になる人はこまめに最新情報をチェックしておくといいですね。

Source:TechSpot