スマホの改造と聞くと、普通はケースを変えたり、ちょっとしたカスタムを加えたりする程度を想像するよね?

でも今回のDIYプロジェクトはそのレベルを超えてる!なんと、iPhone SE 3の中身をNokia Lumia 1020のボディに完全移植してしまったのだ。

見た目は完全にWindows Phone、でも動くのはiOS。まるで異世界転生したスマホのような仕上がりに、ネットも騒然だ!

iPhone SE 3がLumia 1020に?意外すぎる改造プロジェクト

スマホのカスタマイズといえば、ケースを変えたりステッカーを貼ったりするのが一般的。でも今回話題になっているのは、そんな生やさしい改造じゃない。なんとiPhone SE 3を、あのNokia Lumia 1020のボディに完全移植してしまったのだ!

この衝撃のDIYプロジェクトが投稿されたのは、ハードウェア改造の聖地ともいえる「r/hackintosh」サブレディット。投稿者は、Lumia 1020の独特なデザインに魅了され、そこにiPhone SE 3の中身を収めるというとんでもない発想を実行に移した。結果、見た目は完全にWindows Phoneなのに、実際に動くのはiOSという、不思議なデバイスが誕生した。

Lumia 1020といえば、かつてカメラ性能で一世を風靡したスマホ。しかし、Windows Phoneのサポート終了とともに、今やその実用性はゼロに近い。そんな「過去の名機」に、最新のiPhone SE 3の機能を詰め込むことで、新たな命が吹き込まれたのだ。まるでクラシックカーに最新エンジンを積むようなロマンあふれるカスタムだ。

もちろん、この改造は簡単ではなかったはず。サイズの違いを考えれば、単純に中身を入れ替えるだけでは収まらない。投稿者はLumia 1020の筐体をカスタマイズし、iPhone SE 3の基板やカメラ、バッテリーなどを無理なく組み込む工夫を凝らした。

スマホのDIY改造はたまに話題になるが、ここまで大胆なプロジェクトは珍しい。まるで異世界転生したかのようなiPhone SE 3×Lumia 1020のハイブリッド端末に、多くのガジェットファンが驚きと興奮を隠せないようだ。

見た目はWindows Phone、中身は完全にiPhone!気になる機能は?

この改造iPhone、見た目は完全にNokia Lumia 1020なのに、中身はしっかりiPhone SE 3。そのため、機能面では普通のiPhoneとほぼ変わらず使えるのが最大の魅力だ。

まず、iPhone SE 3の象徴ともいえるTouch IDはどうなったのか。普通ならホームボタンに搭載されているが、Lumia 1020のボディにはそんなスペースはない。そこで投稿者は、Touch IDをスマホの背面に移植するという大胆な改造を実施。まるでAndroid端末の背面指紋認証のような仕様になり、これが意外と使いやすいらしい。

さらに驚きなのが、Lightningポートの搭載。Lumia 1020はもともとmicroUSB端子だったが、そこをうまく加工してiPhoneのLightningポートを組み込んでいる。おかげで、充電やデータ転送も普通のiPhone SE 3と同じようにできる。

そして気になるカメラ部分。Lumia 1020といえば、当時としては驚異的な41MPカメラを搭載していたが、今回の改造ではiPhone SE 3の12MPカメラに置き換えられている。ただし、Lumia 1020の特徴的なカメラデザインはそのまま活かされており、見た目だけなら「超ハイスペックカメラ搭載スマホ」に見えるのが面白い。

また、Lumia 1020にあった物理シャッターボタンも、投稿者の手によって別の用途に生まれ変わった。シャッターボタンは単なる飾りではなく、なんとボリュームダウンボタンとして動作するように改造されている。カメラアプリを開けば、ボタンを押して写真が撮れるという仕様になっており、これはこれで実用的だ。

改造というと制限が多いイメージだが、このプロジェクトは「Lumia 1020の見た目を完全再現しつつ、iPhone SE 3の使いやすさも維持する」という絶妙なバランスを保っているのがすごい。まさに、「見た目はWindows Phone、使い心地はiPhone」という夢のようなハイブリッド端末だ。

クリエイターのこだわりと、唯一の“惜しい”ポイント

この改造を手がけた投稿者のこだわりは、細部にまで行き届いている。単にiPhone SE 3をLumia 1020の筐体に詰め込むだけでなく、できる限りオリジナルのデザインや使い勝手を損なわないように工夫されているのがポイントだ。

たとえば、SIMカードトレイもちゃんと再配置されているし、Lumia 1020の丸みを帯びたデザインに合わせてiPhone SE 3の内部パーツを調整。見た目だけの「なんちゃって改造」ではなく、実際に使えるレベルまで仕上げているのがすごい。

さらに、5G通信にも対応しているので、普通に最新のiPhoneと同じように使えるのもポイント。よくある改造スマホは「動くけど制限が多い」ことが多いが、このプロジェクトはiPhone SE 3の機能をほぼそのまま維持しているのが特徴だ。

とはいえ、唯一の“惜しい”ポイントもある。それは、Lumia 1020に搭載されていた3.5mmイヤホンジャックが失われてしまったこと。最近のスマホでは当たり前のことだけど、Lumia 1020の「名残」を考えるとちょっと寂しい部分かもしれない。

しかし、それを差し引いても、この改造はまさに職人技。ガジェット好きなら、ぜひ一度実物を手に取ってみたいと思うような、ロマンあふれる作品だ。

Source:Digital Market News