AppleのM1チップ搭載iMacが、発売からわずか2年で画面に横線が現れるという深刻な問題に直面しています。Appleコミュニティフォーラムには、この現象に悩まされるユーザーからの苦情が次々と寄せられており、その数は17ページに及ぶほどです。

しかも、この不具合は保証が切れたタイミングで発生するため、多くのユーザーが修理費に数万円を支払うか、外部モニターを使って妥協するしかない状況に。これはかなり痛い出費です。

2年後に現れる謎の画面劣化

AppleのM1 iMacを使い始めて、2年ほど経った頃から、突然画面に黒い横線が出現するという問題が、多くのユーザーを悩ませています。この横線は画面にずっと残り続け、何をしても消えないため、かなり厄介な状況です。さらに、この不具合は一度発生すると、時間が経つにつれて悪化し、画面全体に広がるケースもあるようです。

驚くことに、この問題はAppleの公式サポートでも「修理不能」とされることが多いとのこと。修理できる場合でも、保証期間を過ぎていると、修理費がなんと数万円もかかるんです。画面の交換だけでなく、他の部品にも問題が出る可能性があるため、心配するユーザーが後を絶ちません。

一部のユーザーによれば、原因はiMacのディスプレイに使われているフレックスケーブルが、長期間の使用により過度な電圧に耐えられなくなり、短絡を引き起こしている可能性が高いそうです。特に、画面の輝度を高めに設定している場合に、この問題が起こりやすいようです。なので、もしM1 iMacを使っているなら、画面の明るさを控えめに設定しておくのが賢明かもしれません。

とはいえ、この問題が全てのiMacに影響するわけではありません。何百万人ものユーザーの中で、実際にこの問題に直面しているのは一部のユーザーだけですが、たとえ少数でも、被害にあった人たちは困惑し、怒りの声を上げています。

Appleユーザーの怒りの声が殺到

Appleコミュニティフォーラムでは、この画面問題についてのスレッドが立ち上がり、瞬く間に17ページものコメントで埋め尽くされました。多くのユーザーが「2年間問題なく使っていたのに、いきなり画面に黒い線が!」と驚きを隠せない様子です。さらに、保証が切れた直後にこの問題が発生することが多く、修理費が高額になることも、怒りの理由の一つです。

フォーラムに書き込んでいるユーザーの中には、「画面を交換しても、また同じ問題が発生する可能性がある」といった不安を抱えている人も多いです。Appleのサポートに問い合わせても、「この問題は製造上の欠陥としては認められない」と言われるケースがほとんどで、なかなか解決策が見つからない状態です。

それでも、中には運良く無料で修理を受けられたユーザーもいますが、それは本当にごく一部。ほとんどのユーザーは、有料での修理を余儀なくされています。多くの人は「Appleに対策を取ってほしい」「リコールが出るのでは?」と期待を寄せているものの、現時点では公式の対応はないため、イライラが募るばかりです。

Apple製品はそのデザインや性能で高く評価されることが多いですが、今回のようなトラブルに直面すると、その評価が大きく揺らいでしまいますね。「次はAppleCare+に加入すべきだったかな…」と後悔しているユーザーも少なくないでしょう。

保証外の修理費が高額でユーザーに大打撃

この問題がさらに頭を悩ませるのは、画面の故障が2年経ってから発生するため、ほとんどのユーザーが保証期間外になっていることです。AppleCare+に加入していない場合、画面の修理費用は大体6万円から7万円程度と言われています。これはもう、新しいMacを買うくらいの出費ですよね。

一部のユーザーは、「これならM2 Mac miniを買った方が良かったかも」と嘆いています。確かに、修理費用がこれだけかかるなら、新しいデバイスに買い替える方が賢い選択に思えます。しかも、修理してもまた同じ問題が発生する可能性があるため、多くの人が二の足を踏んでいる状態です。

解決策としては、外部モニターを接続してiMacを使い続ける方法もありますが、それではiMacの魅力であるオールインワンのデザインが台無しです。せっかくの美しい画面が使えないなんて、何とももったいない話ですよね。とはいえ、高額な修理費を払うのは避けたい…そんなジレンマに悩まされているユーザーが大勢います。

Appleが公式にこの問題を認め、リコールや無償修理を実施してくれる日が来るのかどうかは、まだわかりません。しかし、こうした問題が続くと、信頼の高いAppleブランドにも少しずつ陰りが見えてきそうです。もしあなたが今、M1 iMacを愛用しているなら、画面の様子には要注意です!