Appleの製品寿命にまた一つの節目がやってきました。今月、新たにiPhoneとApple Watchの数モデルが「ヴィンテージ&オブソリート」リストに追加されました。これらのリストに入ると、修理や部品の入手が難しくなるので、愛用者にとっては少し寂しいニュースかもしれません。
とはいえ、これも技術の進化を象徴するもの。2000年代のガジェットがもはや「骨董品」と呼ばれる日も近いかもしれませんね!
iPhoneとApple Watchの新たな仲間たち
Appleが発表した最新の「ヴィンテージ&オブソリート」リストに、ついに懐かしいiPhoneとApple Watchのモデルが仲間入りしました。今回新たにヴィンテージリストに加わったのは、iPhone Xs MaxとiPhone 6s Plus。特にiPhone 6s Plusは2015年の発売から長く愛されてきたモデルなので、少し感慨深いですよね。
一方、オブソリートリストに登場したのはApple Watch Series 2のアルミニウムとステンレススチールモデルです。どちらも2016年に発売されたもので、当時はウォッチOSの進化を感じられる魅力的なデバイスでした。今となってはスマートウォッチの市場もすっかり進化しましたが、これらのモデルはまさにApple Watchが「ただの時計」から「腕につけるガジェット」に進化するきっかけを作った存在です。
ただ、このリスト入りが意味するのは単なるノスタルジーだけではありません。修理用の部品が手に入りにくくなるため、現役で使い続けている人はちょっと注意が必要です。とはいえ、「時代遅れ」とは言い難い魅力が詰まったこれらの製品。もし家の引き出しの奥に眠っているなら、改めてその存在に感謝してみてはいかがでしょう?
「ヴィンテージ」と「オブソリート」の違いって?
Appleが使う「ヴィンテージ」と「オブソリート」という言葉、聞いたことはあるけれどピンとこないという人も多いのではないでしょうか。実はこの2つ、製品の寿命に関するちょっとしたランク分けのようなものです。
「ヴィンテージ」は、Appleがその製品を販売終了してから5年以上7年未満経過したものを指します。つまり、「まだ現役感はあるけれど、そろそろお別れの準備をしてね」といったニュアンスです。一方の「オブソリート」は、それよりもさらに古い、販売終了から7年以上が経った製品を指します。こちらは、「修理対応も終了するので、思い出の品として大切にしてね」という感じでしょうか。
ちょっと寂しい響きがありますが、技術が進化するペースが速いこの時代では仕方のないことですよね。ただ、「古い=悪い」というわけではなく、これらのリスト入りした製品はむしろ当時の技術革新を象徴する貴重な存在です。たとえば、今回オブソリートリストに加わったApple Watch Series 2も、GPSを搭載した初めてのモデルとして多くの注目を集めました。その進化の過程を振り返ると、どれだけ時代が進んだか実感しますね。
時代の流れとApple製品の進化
Apple製品の歴史を振り返ると、驚くほど短期間で大きな進化を遂げてきたことがわかります。今回ヴィンテージリスト入りしたiPhone Xs Maxは2018年のモデルですが、今の最新機種と比べるとその差は一目瞭然。カメラ機能やプロセッサーの性能、デザイン性など、どれをとっても隔世の感があります。
一方で、当時の最新技術を積み込んだこれらのモデルも、その時代には革新の象徴でした。iPhone 6s Plusの3D Touchや、Apple Watch Series 2の防水性能は、当時「こんなことまでできるの?」と驚きを与えてくれたものです。今ではこれらが当たり前になったことを考えると、いかに技術が進化してきたかがわかります。
ただ、進化が早いからといって古い製品の価値が消えるわけではありません。むしろ、それぞれの時代を代表する名作として、いつまでも輝き続けるのがApple製品の魅力です。もし手元にこれらのモデルがあるなら、ぜひその存在を再評価してみてください。ひょっとしたら、未来の「アンティークAppleコレクション」の一部になるかもしれませんよ!