Ubuntuが、Snapdragon X1 Elite搭載のノートPC向けに新しいテスト版を公開しました!
これまでLinuxサポートが完全ではなかったSnapdragon X1 Eliteですが、今回のアップデートで指紋認証やリアルタイムクロック、さらにはハードウェアビデオデコードの実験的な対応が追加。少しずつ実用レベルに近づいてきています。
「Windows一択だったSnapdragon PCでUbuntuも選べる?」そんな期待が高まる最新動向をチェックしていきましょう!
UbuntuがSnapdragon X1 Elite向けに新機能を追加!
UbuntuがSnapdragon X1 EliteノートPC向けに、新しいテスト版を公開しました!このSnapdragon X1 Elite、Windows搭載のノートPCとして登場しましたが、「Ubuntuも動いたら面白いのに…」と思っていた人に朗報です。実際にLinux環境で動かす試みは進んでいたものの、まだまだ課題が多かったんですよね。
しかし、今回のアップデートで少し状況が変わってきました。新しいテスト版では、これまで動かなかったいくつかの機能がついに対応!これによって、UbuntuユーザーがSnapdragon搭載ノートPCを使うハードルがグッと下がったんです。まだ完全対応ではないものの、「これなら普段使いもできるかも?」と期待できるレベルに近づいてきています。
特にSnapdragon X1 EliteのUbuntuサポートは、従来のARM版Linuxよりも一歩前進している点が注目ポイント。現時点では、正式なUbuntu 25.04対応も進められているので、今後の進展が楽しみですね。果たしてこのままスムーズにLinux対応が進むのか、それとも新たな壁にぶつかるのか…?今後の動きから目が離せません!
指紋認証やビデオデコードもOK?具体的に何が変わった?
今回のアップデートで追加された機能は、普段使いに直結するものばかり!たとえば、Lenovo ThinkPad T14sの指紋認証が使えるようになったんです。指紋認証がないと、毎回パスワード入力が必要なので、正直ちょっと面倒でしたよね。これがUbuntu環境でも使えるようになったのは、かなりの進歩です。
さらに、Yoga Slimシリーズの「組み込みコントローラー(EC)」にも対応しました。このECっていうのは、電源管理やファン制御など、ノートPCのいろんな動作を裏で支えている大事なパーツなんです。これがちゃんと動くようになったおかげで、バッテリー管理やファンの動作が改善されるはず。つまり、「急にファンが爆音で回り出してビックリ!」なんてことが減るかもしれません。
もうひとつの注目ポイントは、「ハードウェアビデオデコード」の実験的サポートです。これが動くようになると、動画を再生したときの負荷が減り、スムーズに再生できるようになります。「Ubuntuで動画を見ると、なんかカクカクする…」と感じていた人にとっては、かなり嬉しい改善ですね。もちろん、まだ実験段階なので完璧ではありませんが、今後のブラッシュアップに期待しましょう!
これからのUbuntu×Snapdragonの展望は?
今回のアップデートで、Snapdragon X1 Elite上でのUbuntuの使い勝手がグッと向上しました。でも、「じゃあ、今すぐメインPCとして使えるの?」と聞かれると、まだちょっと難しいかもしれません。なぜなら、すべての機能が完璧に動くわけではなく、まだ試験段階のものも多いからです。
とはいえ、Ubuntu 25.04に向けた準備も進んでいるので、正式サポートされる日もそう遠くはないかもしれません。これまでLinuxといえば、IntelやAMDのCPUが主流でしたが、ARMチップの性能向上によって、「ARMでも快適にLinuxを動かせる時代」が近づいてきています。特にSnapdragon X1 Eliteのような高性能チップなら、LinuxノートPCとしてのポテンシャルは十分にあります。
今後のカギとなるのは、「どれだけスムーズにドライバやソフトウェアが対応していくか」という点。すでに一部の機能は動くようになっていますが、完璧にUbuntuが動く環境を目指すには、もう少し時間が必要です。でも、このペースで改善が進めば、数年後には「Snapdragon搭載のLinuxノートPC」が当たり前の選択肢になっているかもしれませんね!
Source:Phoronix