Appleがついに独自の5Gモデムを搭載したiPhone SE 4を発表するらしい。でもちょっと待って、その性能、実は微妙かもしれないって話が…?

iPhone 16シリーズに搭載されるQualcommの最新5Gモデム「Snapdragon X75」と比べると、通信速度や安定性で劣る可能性があるとか。特にミリ波5Gに非対応らしいけど、それって大丈夫なの?

とはいえ、SE 4はOLEDディスプレイや最新A18チップを搭載するなど、魅力的なポイントも盛りだくさん。果たしてこの新モデル、買うべきなのかどうか、じっくり考えてみよう!

Appleの初カスタム5Gモデム、性能は大丈夫?

Appleが長年開発を進めてきた独自の5Gモデムが、ついにiPhone SE 4に搭載されることになりました!これまでQualcomm製のモデムを採用してきたAppleが、ついに「自社製」に切り替えるわけですが…ちょっと気になるのが、その性能です。

最新情報によると、このApple製モデムは通信速度や安定性の面で、Qualcommの最新モデム「Snapdragon X75」に劣る可能性があるそうです。特に、超高速通信が可能な「ミリ波5G」に対応していないかもしれないという話もあり、通信環境によっては恩恵を受けにくくなるかもしれません。

では、なぜAppleは性能が劣るかもしれないモデムをわざわざ搭載するのでしょうか?その理由のひとつは、やはり「コスト削減」。Qualcommのモデムを使い続けるとライセンス料がかかるため、自社開発することで長期的に見ればコストを抑えられるわけです。また、Appleは独自チップ(AシリーズやMシリーズ)で成功してきた実績があり、将来的にモデム技術も磨き上げていくつもりなのでしょう。

ただ、最初から完璧なものを作るのは難しいのが現実。iPhone SE 4は、Appleにとって「実験的なテスト機」的な役割もあるのかもしれません。今後のアップデートや次世代モデルで、どこまで改善されるかが注目ポイントですね!

iPhone 16のQualcomm製モデムと何が違うの?

では、iPhone SE 4のApple製モデムと、iPhone 16シリーズのQualcomm製モデムでは、具体的に何が違うのでしょうか?パッと見では分からないけれど、実は結構な差がありそうです。

まず一番の違いは、通信の「速さ」と「安定性」。iPhone 16シリーズに搭載される「Snapdragon X75」は、5G通信の速度を向上させる最新技術が使われており、特にアップロード速度が大幅に向上していると言われています。一方、Apple製モデムはまだ発展途上で、同じ環境でもダウンロードやアップロードが少し遅くなる可能性があります。

次に「対応バンドの違い」です。Snapdragon X75は、高速通信が可能な「ミリ波5G」にも対応しており、大都市圏ではより快適な通信が期待できます。しかし、Appleのモデムはこのミリ波に対応していない可能性があり、通信速度の面で不利になるかもしれません。

また、キャリアアグリゲーション(複数の電波を束ねて通信速度を上げる技術)にも差があると言われています。QualcommのX75はこの技術が進化しており、より安定した通信が可能になっています。一方、Apple製モデムはこの機能が制限される可能性があり、場所によっては通信の遅延や接続の不安定さを感じることがあるかもしれません。

とはいえ、iPhone SE 4は価格が抑えられている点が最大の魅力。最新のiPhone 16と同じレベルの通信を求めるのはさすがに厳しいですが、「コスパ重視」で考えれば、ある程度の妥協はアリかもしれませんね。

それでもiPhone SE 4は“買い”なのか?

じゃあ結局、iPhone SE 4は買うべきなのか?5Gモデムの性能がちょっと気になるとはいえ、それ以外のポイントを考えると「アリ」な選択肢かもしれません。

まず、今回のSE 4はデザインが一新され、ついにOLEDディスプレイが採用されるとのこと。これまでのLCDと比べると発色や黒の表現が格段に良くなるので、画面の美しさを重視する人には嬉しいポイントです。さらに、最新のA18チップも搭載されると報じられており、処理速度やバッテリー持ちも期待できます。

また、「Apple Intelligence」と呼ばれるAI機能にも対応すると言われています。これは、Appleが新たに力を入れている人工知能機能で、スマートなアシストや写真編集など、色々な場面で活躍しそうです。お手頃な価格で最新のAI機能が使えるなら、それだけでも魅力的かもしれませんね。

とはいえ、妥協しなければならない部分もあります。カメラはシングルレンズのままなので、iPhone 16シリーズのような高度な撮影機能は期待できません。また、ダイナミックアイランドではなく「ノッチ」が残るという話もあり、見た目の違いは好みが分かれそうです。

結論として、「とにかく最新のスペックが欲しい!」という人には少し物足りないかもしれませんが、「コスパ良くiPhoneを買いたい」「基本的な機能がしっかりしていればOK」という人には、かなり魅力的な選択肢になりそうです。

Source:Wccftech