スマホのアップデート、ついつい後回しにしていませんか?

Googleが2025年3月のセキュリティアップデートを発表し、なんと44もの脆弱性が修正されました。しかも、そのうち2つはすでに悪用されているとか…。

「まだ大丈夫」と思っていると、知らないうちにスマホがハッカーの餌食になっているかも?今すぐアップデートして、安心してスマホを使いましょう!

Googleが発表!問題の脆弱性とは?

Googleが2025年3月のセキュリティアップデートを公開し、44件もの脆弱性を修正しました。その中でも特にヤバいのが、「CVE-2024-43093」と「CVE-2024-50302」という2つの脆弱性です。どちらもすでに悪用されていることが確認されており、放置するとスマホのデータが盗まれたり、不正アクセスを許してしまったりする危険があります。

「CVE-2024-43093」は、Androidの「Framework」と呼ばれるシステム部分の問題で、本来アクセスできないはずのフォルダやデータを勝手にのぞき見できるというもの。これによって、アプリが個人情報を盗み出したり、スマホ内のデータが外部に流出したりするリスクがあります。

もう一つの「CVE-2024-50302」は、スマホに接続するUSB機器に関係する問題で、特定の操作をするとシステムの大事な情報が流出してしまう可能性があります。この脆弱性は、実際にスパイウェア「NoviSpy」の攻撃に利用されたことがあり、すでに被害が発生しています。

Googleは、これらの脆弱性に対処するために2種類のセキュリティパッチ(2025-03-01と2025-03-05)を用意しました。しかし、スマホメーカーごとにアップデートのタイミングが異なるため、自分のスマホにいつ届くのかは要チェックです。特にSamsungの3月のアップデートには「CVE-2024-50302」の修正が含まれておらず、一部の端末ではまだ危険な状態が続いているかもしれません。

「え、もう怖いんだけど!」と思ったあなた、大丈夫です。今すぐにできる対策があるので、次の章で紹介します!

「狙われたらヤバい!」放置するとどうなる?

「まあ、自分のスマホは狙われないでしょ?」なんて思っていませんか?でも、実際には脆弱性を放置することで、大変なことが起こるかもしれません。特に今回の2つの脆弱性は、すでに悪用されている実績があるため、油断は禁物です。

たとえば、「CVE-2024-43093」を悪用されると、アプリが勝手にスマホ内のデータフォルダをチェックできるようになります。写真や動画、アプリの設定情報などが盗み見され、最悪の場合、個人情報が流出してしまうかもしれません。「なんか知らないところから怪しいメールが来るようになった…」なんてことになったら要注意です。

一方、「CVE-2024-50302」の場合は、悪意のあるUSB機器を使ってシステムの情報を抜き取られる危険があります。実際に、この脆弱性を利用してスパイウェアがばらまかれたことがあるので、「自分は関係ない」とは言い切れません。特に公共のUSB充電スタンドを使うときは、知らないうちに攻撃される可能性があるので気をつけましょう。

さらに、今回のアップデートには他にも42件の脆弱性修正が含まれています。どれも細かい技術的な問題ではありますが、「バグがある=攻撃のチャンスがある」と考えると、放置するのは危険です。「アップデート面倒だな~」と思っても、ここはひとつ、安全のためにすぐ適用しておくのが正解でしょう。

とはいえ、具体的にどうすればいいの?という方のために、次でアップデートのやり方を紹介します!

今すぐできる対策とアップデート方法

「よし、アップデートするぞ!」と思っても、「やり方がよく分からない…」という人も多いはず。安心してください、やり方はめちゃくちゃ簡単です。

まず、Androidの「設定」アプリを開いて、「システム」→「システムアップデート」と進んでください。ここで「アップデートを確認」を押せば、新しいバージョンがあるかどうかチェックできます。もし最新のアップデートが来ていたら、「ダウンロードしてインストール」をタップするだけでOKです。

でも、ここで注意点が一つ。スマホのメーカーによっては、アップデートがすぐに届かない場合があります。GoogleのPixelシリーズなら比較的早めに適用されますが、Samsungや他のメーカーの端末だと少し遅れることも。特にGalaxyシリーズは毎月のアップデートが分割されて配信されるため、「まだ来てない!」と焦らず、こまめにチェックするのがポイントです。

それから、アップデートするときはWi-Fi環境でやるのがおすすめです。セキュリティアップデートは数百MB~1GBくらいのサイズがあるので、モバイルデータ通信でやるとギガを消費してしまうかもしれません。また、バッテリーが少ないと途中で失敗することもあるので、充電しながら実行するのがベストです。

ついでに、Google Playのシステムアップデートも忘れずに。これは「設定」→「セキュリティとプライバシー」→「Google Play システムアップデート」から確認できます。Google Playのアップデートもセキュリティ向上に役立つので、一緒にチェックしておきましょう。

結論として、「アップデートは面倒だけど、やらないとスマホが危険!」ということです。たった数分の作業で、あなたのスマホの安全が守れるなら、やらない手はないですよね。今すぐ設定を開いて、最新のアップデートを適用してみてください!

Source:Dataconomy