Meta Quest 3用にリリースされた新しいTwitchアプリ、ちょっと試してみましたが、正直期待外れでした。見た目や操作感は悪くないんですが、VRならではの機能はほぼ皆無です。
2Dアプリとしては使いやすいものの、フルスクリーンや劇場モードもないし、ライブ配信機能もまだ未実装。これだと、結局ブラウザ版を使ったほうが良いかもって思っちゃいますよね。
もう少し充実した機能が追加されることを期待したいところです。
普通の2Dアプリ、VRらしさが皆無？
Meta Quest 3のTwitchアプリを使ってみたら、最初に感じたのは「これ、ただの2Dアプリじゃん！」ってことです。VRゴーグルを装着して、どんな没入感が得られるかワクワクしていたんですが、正直その期待は裏切られました。普通の2D画面が表示されるだけで、VRならではの特殊な機能やインターフェースはまったくありません。
例えば、Twitchのブラウザ版では画面を大きくしたり、少し曲げて表示したりすることができるんですが、アプリではそれができないんです。これ、結構重要ですよね。特に長時間視聴する時、画面を自分好みに調整できるのって、体への負担が少なくなるから助かるんです。それに、ブラウザ版なら外側の余計な部分を暗くしてくれるシアターモードもあるので、集中して動画を見ることができるんですが、アプリにはその機能もありません。なんか、せっかくのVRなのに、その利点を全然活かしていない感じが否めません。
もちろん、アプリのインターフェース自体は整理されていて、使い勝手が悪いわけではないんですが、特別感がないんです。Twitchチャンネルの一覧や通知のショートカットは、ブラウザ版とほぼ同じように使えるので、そこに大きな違いは感じられません。だから、結果として「普通にブラウザ版使った方が便利じゃん」って思っちゃうんですよね。VRならではの機能がもっとあれば、わざわざこのアプリを使う理由が出てくるんですが、現時点ではそこが弱いです。
ライブ配信はまだ先？Twitchユーザーが感じる物足りなさ
Twitchといえばライブ配信。自分の好きなゲームプレイや雑談をリアルタイムで配信する楽しさが魅力ですよね。でも、このMeta Quest用のTwitchアプリ、なんとその肝心なライブ配信ができないんです。これには正直びっくりしました。
Meta Connect 2024でこのアプリが発表されたとき、みんな「やっとVRから直接配信できる！」と期待していました。ところが、実際に使ってみると、配信ボタンが見当たらないんです。通常、クリエイターダッシュボードには「配信を開始する」ボタンがあるはずなんですが、このアプリではその場所にリンクが表示されているだけで、他の配信を観るためのページに戻される仕組みになっています。「え、それだけ？」と思わず声が出ました。
ライブ配信機能がないって、Twitchアプリとしてはかなりの痛手です。視聴者としては、好きな配信者のライブを観るために使えるとはいえ、自分で配信したいユーザーにとってはまったく魅力がないんです。もしかしたら今後のアップデートで配信機能が追加されるかもしれませんが、現時点ではその情報もなく、配信者にとっては非常に残念な状況です。「Twitchアプリ使って配信できるよ！」と友達に自慢する日が来るのを待つしかないですね。
ブラウザ版でよくない？アプリの機能が足りない理由
正直なところ、このTwitchアプリを使うなら、ブラウザ版を使ったほうがずっと便利です。なぜなら、ブラウザ版にはアプリ版にない便利な機能がたくさんあるからです。例えば、ブラウザ版では、Twitch画面を好きなサイズに調整できたり、シアターモードで余計な情報を消して没入感を高めることができたりします。でも、アプリ版にはそういった細かい機能が一切ないんです。
特に、Twitchを長時間見る人にとって、画面の調整は非常に重要です。ずっと同じサイズで視聴し続けるのは、目にも体にも負担がかかるので、ブラウザ版のように少し曲げたり、画面を大きくしたりして快適に視聴できると嬉しいですよね。さらに、シアターモードがあれば、外側の余計な部分を暗くしてくれるので、周りを気にせずコンテンツに集中できるんです。アプリ版にもその機能があったら最高だったんですが、現状はそうではありません。
「なんでこんなに機能が少ないんだろう？」と考えたんですが、もしかしたら、まだ開発段階で、今後のアップデートで機能が増える可能性もあるのかもしれません。でも、現時点では、わざわざこのアプリを使う理由が見当たらないんです。シンプルにTwitchを観るだけなら、ブラウザ版で十分ですし、逆にそのほうが使い勝手も良いです。Meta Quest専用に作られたアプリならではの利点がほとんどないため、次のアップデートに期待するしかありませんね。