Windows 11でゲームをすると、色が変だったりフリーズしたり…そんな問題に悩まされていた人も多いはず。

原因は「Auto HDR」という機能。色鮮やかにするはずが、逆に画面がオーバーコントラストになったり、ゲームが動かなくなったりと散々な状態だった。

でも朗報!マイクロソフトが最新アップデートでこの問題を修正。ついに、安心してWindows 11を使える日が来た…かも?

何が起きてた?Windows 11の「Auto HDR」問題

ゲームをプレイしていたら、画面の色が異様に濃くなったり、逆に白っぽくなったりしたことはありませんか?さらに、急にフリーズして操作不能になる…なんてトラブルも発生していました。

この問題の原因になっていたのが、「Auto HDR」というWindows 11の機能です。本来はゲームや映像の色をより鮮やかにするためのものですが、一部の環境では逆効果になり、ゲーム画面のコントラストが極端に変化してしまっていました。

特にHDR対応ディスプレイを使っている人は影響を受けやすく、「なんか色が変!」「プレイ中に止まる!」という不満が多く寄せられていました。その結果、マイクロソフトはこの問題を認め、影響を受けるPCに対してWindows 11のアップデートを一時的にブロックする措置を取っていました。

ゲームが突然フリーズするなんて、まるでボス戦の大事な場面でコントローラーの電池が切れるようなもの。ゲーマーにとってはかなり痛い状況でした。ですが、ついにこの問題に対する修正が行われたのです!

マイクロソフトの対応と最新アップデート

この「Auto HDR」問題に対応するため、マイクロソフトは1月に配信した「KB5050094」というアップデートで修正を行いました。これにより、ゲームの色が正しく表示されるようになり、フリーズする現象も解消されたとのことです。

実はこのアップデート、ゲームの不具合だけでなく、USBオーディオデバイスの音が出なくなる問題も修正しています。Windows 11を使っていて、スピーカーやヘッドホンの音が急に出なくなった…なんて経験がある人は、これも関係していたかもしれません。

また、過去には「Assassin’s Creed」シリーズの一部で発生していたクラッシュや音声の不具合も、別のアップデートで対応済みです。最近Windows 11のアップデートが多いのは、このような細かいバグを一つずつ潰しているからなんですね。

とはいえ、アップデートを適用すればすべての問題が一気に解決するわけではありません。一部のPCではまだ互換性の問題があるため、特定のソフトウェアやドライバーを使っている場合は、慎重にアップデートを適用する必要があります。

でも、とりあえず「Auto HDR」のせいでゲームが楽しめなかった人には朗報!ついに、あの奇妙な色合いやフリーズに悩まされずに済むようになったわけです。

これで安心!アップデートのポイントと注意点

では、実際にアップデートを適用する際に気をつけるべきポイントを見ていきましょう。まず、Windows 11の「設定」から「更新とセキュリティ」に進み、「Windows Update」を開いて最新の更新プログラムが適用されているか確認してください。

もし「KB5050094」が適用されていない場合は、手動で更新をチェックしてダウンロードできます。ただし、プレビュー版のアップデートなので、自動ではインストールされない可能性があります。「とにかくすぐに直したい!」という人は、手動で適用するのが確実です。

また、もし今すぐアップデートをしたくない場合は、一時的に「Auto HDR」をオフにするのも手です。「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィックス」からオプションを変更できるので、不具合に悩まされている人は試してみましょう。

それから、今後もWindows 11では新しいアップデートが続々と登場する予定です。特に互換性の問題があるデバイスでは、突然不具合が発生することもあるので、定期的に最新情報をチェックするのがおすすめです。

せっかくのゲーム時間、ストレスなく楽しみたいですよね。今回のアップデートで快適なプレイ環境が戻ってくることを願うばかりです!

Source:BleepingComputer