AppleとSonyが手を組んで、Vision ProでPS VR2のコントローラーが使えるようになるらしい。いや、マジで?と思うかもしれないけど、どうやら本気みたいだ。

AppleのVision Proは、値段が高すぎて売れ行きがイマイチ。でも、PS VR2のコントローラーに対応したら、ゲーム好きの注目を集めるかも?Sonyのエンジニアもガッツリ開発に関わっているらしく、2025年秋にはvisionOS 3とともに実現する可能性が高い。

これが実現すれば、Apple製品で本格的なVRゲームが楽しめる時代がくるかも…?続報が気になる!

AppleとSonyがタッグ!異色のコラボが実現へ

AppleとSonyが手を組んで、Vision ProでPS VR2のコントローラーが使えるようになるらしい。まさかのコラボだけど、どうやら真剣に進めているみたいだ。これが実現すれば、Appleの世界に新たなゲーム体験が加わることになる。

そもそもVision Proは、Appleが満を持して発売した最先端のMR(複合現実)ヘッドセット。でも、高すぎる価格と「何に使うの?」という声もあって、正直なところ売れ行きは微妙だった。一方のPS VR2は、PlayStation 5とセットで使うVRシステムで、ゲーム好きにはおなじみのアイテムだ。今回のコラボが成功すれば、「Vision ProでPS VR2のゲームが遊べるかも?」という期待も膨らむ。

実はこの話、昨年12月にはすでに動き始めていたらしい。Sonyのエンジニアたちは、この数か月間でPS VR2コントローラーをVision Proで使えるようにするための技術開発を進めていたそうだ。そしてAppleは、ゲーム開発者たちと連携し、このコントローラーをサポートする計画を立てている。

AppleとSonyはライバル関係にあると思われがちだけど、実は過去にもいろいろと協力している。たとえば、iPhoneにはSony製のカメラセンサーが使われているし、Apple MusicではSonyのアーティストの楽曲が配信されている。今回のコラボも、その延長線上にあるのかもしれない。

とはいえ、Vision ProがPS VR2に対応するとなると、いろいろ気になる点もある。ゲームの互換性は?そもそもPS VR2のコントローラーだけを単品販売してくれるのか?まだまだ不明な点は多いけど、このニュースがVR業界に新しい風を吹き込むことは間違いなさそうだ。

Vision Proがゲーム機に?PS VR2コントローラー対応の狙い

Vision ProがPS VR2のコントローラーに対応することで、ゲーム機としての可能性が一気に広がるかもしれない。Appleといえば、これまでゲーム専用機を作ったことはない。でも、iPhoneやiPadのゲーム市場はめちゃくちゃ大きいし、MacでもAAAタイトルが遊べる時代になってきた。もしかしたら、Vision Proを「VRゲーム機」として売り出すつもりなのかも?

現在、Vision ProはApple純正のコントロール方法しか使えない。基本は視線と手のジェスチャーで操作する仕組みだけど、正直これで本格的なゲームを遊ぶのはちょっと厳しい。だからこそ、PS VR2のコントローラーが使えるようになれば、操作性は一気に向上するはずだ。

PS VR2のSenseコントローラーは、ハプティックフィードバック(振動機能)やアダプティブトリガー(ボタンの押し心地が変わる機能)を備えている。つまり、Vision Proでこれが使えれば、より没入感のあるゲーム体験ができるようになる。これまで「ゲーム機」としては微妙だったVision Proが、一気にゲーマーの注目を集めるかもしれない。

Appleは現在、ゲーム開発者たちとこのコントローラーのサポートについて協議を進めているそうだ。これがうまくいけば、Apple ArcadeのVR対応ゲームが増えたり、Steam VRとの互換性が高まったりする可能性もある。もしそうなれば、Vision Proの「使い道問題」も一気に解決しそうだ。

ただし、ここで気になるのはPS VR2コントローラーの販売方法。今のところ、SonyはPS VR2をセット販売していて、コントローラーだけを単品で売っていない。今回のコラボを機に、Sonyが販売方針を変えるのかどうかも注目ポイントになりそうだ。

いつから使える?visionOS 3と今後の展開

では、PS VR2のコントローラーがVision Proで使えるようになるのはいつなのか?現時点では、2025年秋にリリース予定の「visionOS 3」で対応する可能性が高いといわれている。まだ確定ではないけれど、Appleの発表スケジュールを考えると、この時期に合わせてくるのはかなりあり得る話だ。

visionOS 3は、Vision Proの次期OSとして開発が進められている。Appleは毎年秋に大きなソフトウェアアップデートを行うため、新機能を追加するならこのタイミングが最適だろう。これに合わせて、PS VR2のコントローラー対応が正式発表される可能性が高い。

ただし、visionOS 3がリリースされたからといって、すぐにPS VR2のコントローラーが使えるとは限らない。ゲーム開発者たちがこの機能を活かすための準備をする必要があるし、Sony側の対応も求められる。実際に快適にプレイできる環境が整うまでには、もう少し時間がかかるかもしれない。

それでも、このニュースはVision Proの未来にとって大きな一歩だ。現状では「高いけど、使い道がよくわからない」という評価が多いVision Proだけど、ゲーム機としての可能性が開ければ、一気に注目度が上がるかもしれない。もしAppleが本気でゲーム市場に乗り出すなら、今後の展開はますます面白くなりそうだ。

いずれにしても、2025年の秋ごろにはもっと詳しい情報が出てくるはず。それまでにSonyがPS VR2のコントローラーを単品販売するかどうかもチェックしておきたいところだ。VRゲーム好きなら、このコラボの行方をしっかり見守っておくべきだろう。

Source:Bloomberg