「え、スピーカー壊れた?」と思ったら、それWindows 11のバグかも。
最近のアップデートでUSBオーディオ機器が動かなくなる問題が発生していました。

でも安心してください!Microsoftが最新の「KB5050094」アップデートを配信し、ついにこの問題を修正しました。

音が消えた…その原因は?

「パソコンの音が出ない!」そんなトラブルに遭遇した人、実は最近多いんです。
特に、USB接続のスピーカーやイヤホンを使っている人は要注意。知らない間にWindows 11の更新が影響しているかもしれません。

問題の発端は、2025年1月のWindowsのセキュリティアップデートでした。この更新が原因で、USB 1.0対応のDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)を使っているオーディオ機器が動かなくなる不具合が発生。スピーカーが無反応になったり、「このデバイスを開始できません(エラーコード10)」といったエラーメッセージが表示されたりするケースが相次ぎました。

「突然音が出なくなった!」と焦ってスピーカーを買い替える前に、ちょっと待ってください。実はこれはハードウェアの故障ではなく、Windows 11のバグによるもの。アップデートを適用することで解決する可能性が高いんです。

「じゃあ、どうすれば直るの?」という声が聞こえてきそうですが、ご安心を!Microsoftはこの不具合に対応した最新のアップデート「KB5050094」を配信済みです。次のセクションで詳しく解説しますね。

最新アップデート「KB5050094」で何が変わった?

Microsoftが配信した「KB5050094」は、不具合の修正がメインのアップデートです。
特にUSBオーディオ関連のバグ修正が含まれており、音が出なくなる問題を解決する内容になっています。

まず、USB 1.0のDACを使用しているオーディオ機器が認識されない問題を修正。これにより、スピーカーやイヤホンが再び正常に動作するようになりました。また、一部のUSBオーディオ機器で発生していた「このデバイスを開始できません(エラーコード10)」というエラーも解消されています。

さらに、今回のアップデートでは、オーディオ関連以外の修正も盛り込まれています。たとえば、USB接続のカメラが認識されない問題や、Windowsの更新プログラムが正常にインストールされないバグも修正されました。加えて、タスクバーのプレビュー表示がよりスムーズになり、操作性が向上しています。

とはいえ、このアップデートには注意点もあります。Microsoftによると、Windows ArmデバイスでRobloxが正常にダウンロードできない不具合が発生しているとのこと。普段からゲームを楽しんでいる人は、適用する前にこの点も確認しておいたほうがよさそうです。

では、実際にアップデートを適用する方法を見ていきましょう。次のセクションで詳しく解説しますね。

アップデート方法をチェック!

「KB5050094」は通常のWindows Updateから簡単にインストールできます。
ただし、このアップデートは”オプション”扱いなので、自動で適用されるわけではありません。手動でインストールする必要があります。

まず、画面左下のスタートボタンをクリックし、「設定」を開きます。次に「Windows Update」に進み、「更新プログラムの確認」をクリックしましょう。リストの中に「KB5050094」が表示されたら、「ダウンロードしてインストール」を選択してください。

もしWindows Updateから見つからない場合は、Microsoftの公式サイト「Microsoft Update カタログ」から手動でダウンロードすることも可能です。検索欄に「KB5050094」と入力すれば、該当するファイルが表示されるので、自分のWindowsのバージョンに合ったものを選んでインストールしましょう。

アップデートが完了したら、念のためPCを再起動してください。これでUSBオーディオ機器の不具合が解消されているはずです。「音が出るようになった!」と実感できたら成功。もし改善されない場合は、デバイスマネージャーからオーディオドライバーの更新を試すのもアリです。

今回の不具合は多くの人が影響を受けたため、Microsoftも迅速に対応しました。今後もWindowsのアップデートには注意しつつ、快適なPCライフを送りましょう!

Source:BleepingComputer